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Eucharistic Devotion, the Fountain of the Catholic Faith
カトリック信仰の源泉☆エウカリスツィアの信心

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Beatæ Mariæ Virginis sub titulo Stellæ Maris
海の星である幸いなおとめマリア
記念日:9月23日


 『海の星』は、イエズスの御母、幸いなおとめマリアの尊称で、希望のしるし、キリスト信者を導く星、異邦人を御子へ導く星としての聖母を表わします。

 マリアという名は、シリア語で『婦人』の意味で、他の解釈では『苦い海』、中世期頃の解釈では『海の星』とされています。

 ベネディクト会の聖パスカズィオ・ラドベルト修道院長(記念日;4月26日)は、『幸いなおとめマリアの誕生について』の著作の中で、「私たちがこの世の海の荒波にのまれて転覆しないために、キリストへの道のりを付き添いながら案内する海の星、それがマリアである」と言及し、その頃から、聖母賛歌Ave Maris Stellaが広く普及するようになりました。

 シトー会の聖ベルナルド修道院長教会博士(記念日;8月20日)は、マリアがヤコブから出た輝く星であり、その光は全世界に輝き、その熱は心を強め、悪を退け、信じる人々の道を照らす不滅の星であると解説しています。

 フランシスコ会の聖ボナヴェントゥラ司教教会博士(記念日;7月15日)は、「マリアは、海の星という意味である」と述べ、ドミニコ会の聖アントニーノ司教(記念日;5月10日)は、「ヤコブから昇る星とは、太祖たちから出たおとめマリアのことである」と述べました。

 海の星である聖母は、特に『海運業者、漁業組合、船員、旅行者の保護者』とされています。



Ave maris stella
マリア聖務日課ヴァージョン


Ave Maris Stella, Summi Regis aula,
Digna Dei Mater Manens Virgo semper.

アヴェ、海の星、至高の王の宮廷よ、
あなたは神の御母にふさわしく、終生おとめにとどまられました。


Sumens illud Ave Pignus sortis novæ,
Imple pacis omen Mutans Evæ nomen.

かの『アヴェ』が告げられ、新たな身分が保証され、
平和の預言が満たされ、エヴァの名が変えられました。


Solve culpæ vincla, Longe fac pericla,
Mala procul arce Bona cuncta posce.

過ちの鎖を解き、危険を遠ざけてください。
悪が近づかないよう防ぎ、全ての善に向かわせてください。


Esto nobis Mater, Quibus Christus Frater,
Pro nobis dignatus Tuus esse natus.

あなたはキリストを兄弟にもつ私たちの御母となられ、
私たちをふさわしくするために生まれた御方は、あなたのものです。


Virgo singularis, Dulcis fons amoris,
Nos culpis solutos Mites fac et castos.

比類ないおとめ、甘美な愛の泉よ、
恩赦を受けた私たちを、柔和で清い者としてください。


Vitam præsta puram, Gere nostri curam,
Cælo fac donemur, Tecum fac lætemur.

清らかな生命を与え、私たちへの世話に想いを寄せてください。
私たちに天国をもたらし、あなたと共に喜ばせてください。


Patri sit et Nato Cum Spiritu Sancto
Unum laudis munus Tribus honor unus. Amen.

御父に、御子に、聖霊も共に、
唯一の御方に賛美が捧げられ、誉れが唯一の神にありますように。アーメン。




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聖アルフォンソ・マリア・リゴリオ司教教会博士


マリアは、聖女ビルジッタの幻視の中で『太陽のさきがけである星』と呼ばれている。
これによって私たちは、マリアへの信心が、ひとたび罪人の霊魂の中に入ると、
神がまもなくこの霊魂に、豊かな恩寵をお与えになるにちがいないことを知ることができる。

聖ボナヴェントゥラはマリアへの熱い信頼を罪人に起こさせるため、
この哀れな罪人を、荒れ狂う波にもてあそばれる人々にたとえている。

彼らは神の恩寵の船から落ち、良心の呵責と神の審判に対する恐れにとらわれて、
光明もなく、案内者もなく、希望の最後の綱を見失い、絶望のどん底に落ち込もうとしている。

しかしながら主は、海の星と呼ばれるマリアを仰がせるため、このように仰せられる。

『哀れな滅びの子らよ、絶望してはならない。
 この輝かしい星の光を頼りに、息を吹き返し、信頼を回復しなさい。
 そうすればマリアは、あなたたちを暴風地帯から救い出し、
 救霊の安全な港へと導くであろう』。

聖ベルナルドも、これと全く同じ勧めを私たちに与えている。

『もし、荒れ狂う波にのまれたくないなら、星をながめ、マリアを呼びなさい』。


Collecta


Omnipotens sempiterne Deus,
qui gloriosissimam Filii tui Matrem
super huius mundi spatiosum mare velut Stellam fulgidam sublimasti :
præsta, quæsumus, ut ipsam fideliter sequentes
ad æternum paradisi portum perducamur.
Per eundem Christum Dominum nostrum. Amen. ( ex. Breviarium Marianum )


全能永遠の神よ、
あなたは最も栄光に満ちた御子の御母を、
この世の広大な海の上に、輝く星のように高めてくださいました。
私たちはつつしんで願い求めます。
私たちが御母に忠実に従うことによって、
永遠の楽園の港へと導いていただくことができますように。
その同じ私たちの主キリストによって。アーメン。 (『マリア聖務日課』より)


De Imitatione Mariæ Virginis


あぁ、マリアよ、優しい御母、
だれよりも私が愛すべき御母よ、

海路の果てに輝く星、
船路に迷う舟人たちに微笑みかける星、
安らぎの港へのしるべとなる星よ、

あぁ、マリアよ、私の心からの祈りが、あなたの御許に届きますように。
私の慕う女王よ、私の望みの炎が、あなたの御前に立ち昇りますように。

イエズスの御前では、罪のない者はないのですから、
どうか、御子の法廷において、私を弁護してくださいますように。アーメン。




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